EVFミラーレス一眼で撮り鉄はできるのか?

撮り鉄といえば、すくなくとも有名撮影地で見かけるカメラの95%以上はレフ機であるように見受けられます。

ノンレフ機、いわゆるミラーレス機で撮り鉄はできるのか?ということにはずっと懐疑的でしたが、結論「結構イケる」と思います。

 

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1/1000 f5.6 ISO1600(α7Ⅱ+SEL70200G)

三脚固定、MFでピント合わせて一丁切りしてみました。MFアシスト機能がついているミラーレス機だとピント合わせは容易です。最近はレフ機にもライブビューと拡大機能があるからこれはどっこいどっこいかな。

 

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1/1000 f5.6 ISO1000(α7Ⅱ+SEL70200G)

α7ⅡのAFは像面位相差AFとコントラストAFを併用したハイブリッド式です。AF速度は確かに速いものの、反面こういう迫ってくる電車を追うと、コントラストAFのせいでしょうか、フォーカスがあっちゃこっちゃぴょこぴょこ飛んでしまうので使い勝手はそんなによくないです。追えないこともないけど、迫ってくる電車にロックオンしてぐいぐいAFが食いつく、みたいな挙動は、たぶん設定を変えても狙えないように思います。

新幹線とかは多分ムリがありそう。

 

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1/2000 f5.6 ISO1600(α7Ⅱ+SEL70200G)

レリーズラグは「電子先幕シャッターON」の時のみ、レフ機に対するアドバンテージがあります。電子先幕シャッター使わないと機構的にレリーズラグ大きいです。逆にONにしてさえいればレフ機よりもレリーズラグ小さいかも。狙ったポイントで一丁切りするときは、レフ機より使いやすいかと。

 

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1/1000 f5.6 ISO200(α7Ⅱ+SEL2870)

EVFは夜間撮影に良い、というコメントを以前書きましたが、逆光撮影にも便利です。OVFだとどうしても逆光でコントラストの低下やまぶしさを感じますが、ただモニタ見てるだけのEVFでは仕上がりイメージがそのまま出てくるので便利。

 

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1/1000 f7.1 ISO200(α7Ⅱ+SEL70200G)

OVFで逆光の撮影だと空打ちして露出のイメージをいちいちプレビューで確認して...というのがありますが、EVFはその点使いやすくて良いですね。

 

というわけで、EVFのミラーレス一眼で撮り鉄はできるのか?という疑問は「それなりにイケる」という個人的な結論。

α7S/Rみたいな尖ったボディである必要もないので、システム構築もリーズナブルですし、厳寒の道北とか、新幹線とか、そういうものは特に撮らないのであれば、α7系でも撮り鉄いけるな、という感覚です。